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エチオピア産コーヒー生豆の状況について
本年4月後半から日本に輸入されるエチオピア産コーヒー生豆(2007/8年度産)から有機塩素系農薬であるクロルデン、ヘプタクロル、γBHCが食品衛生法の規制基準値を超えて検出される事例が突然多発し、エチオピア産コーヒー生豆の輸入が極めて困難になっております。全協の知る限りでは4月22日から6月6日までの間にエチオピア産コーヒー生豆の輸入検査において20件の基準値超えが生じております。
基準値を超えた事例が続いたため、厚生労働省は5月9日に検査命令書を発出しました。同命令書には、当該項目についての他の農産物に対する基準値の例として、γBHCであればピーマンに2ppm(コーヒー生豆の基準値0.002ppm)、クロルデンであれば米やニンジンに0.02ppm(同0.01ppm)、ヘプタクロルであればアーモンドに10ppm(同0.01ppm)の基準値が設定されていることを示しており、体重60kgの人が当該コーヒー豆(生豆)を、γBHCで毎日約1.3kg、クロルデンで毎日1kg、ヘプタクロルで毎日43g摂取し続けたとしても、許容1日摂取量を超えることはなく、健康に及ぼす影響はないとしております。
社団法人全日本コーヒー協会(全協)では、エチオピア産コーヒー豆から基準値を超える事例の続出に対し、次のような対策を講じています。
1.全協はエチオピア連邦民主共和国に残留農薬問題実態調査団を派遣し、トレースバッ ク手法で積地港から産地まで調査し必要なサンプリングを行いました。(サンプル到着 待ち。)この調査において調査団は、在アジスアベバ日本大使館及びエチオピア政府か ら全面的な協力を得ております。
2.エチオピア産コーヒー生豆について自主検査を行うこととし、これに要する費用について全協が負担することとしました。
3.エチオピア政府に対し全協会長名で、注意喚起と原因究明を要請するレターを発出しました。 全協はこれまでも安全・安心なコーヒー豆を日本に供給するため、主要なコーヒー生産国24ヶ国におけるコーヒー栽培に使用される農薬について、国ごとに調査し、その調査結果を基に残留農薬分析を行っており、これまで本調査において問題が発生した国はありませんでした。
全協としましては、エチオピア調査団の採取したサンプル分析を速やかに終え、エチオピア行政当局等との意見交換を通じ汚染原因の把握に努めてまいります。新たな情報を入手次第、会員の皆様に引続きご連絡させていただきます。